Column

Laughin’ リリースイベントレポ(前編)

小学校時代、番長の身でありながらリコーダーでゲーム音楽を吹きながら下校していた「笛吹き番長」が、とうとう独自のアルバムリリースイベントを立ち上げるまでに到りました。
「あのナカちゃんが…」「あのタケが…」と旧来の友人達からも昔のあだ名で数々の驚きの声や応援のメールをいただくほどイベントへの期待感も盛り上がる一方、イベント準備はたいへんなのです。
そのナカちゃん、今回はDJだけでなくライブも行い、しかも10人編成のバンドリーダーを務めるのでなおのことたいへん。

11/12山口、11/13名古屋のイベントでのDJを終え、その足でそのまま休む間もなく11/14、スタジオでのライブリハーサル。
サックス&フルートの庵原良司さん、JOY以前からご一緒させて頂いているベースの竹下欣伸さん、フィーチャリングヴォーカルの岡田響子さん、ヴォーカル&コーラスのdNessaファミリー、、、もはや伝説となった10/1の渋谷JZ Bratでの中塚武ソロ初ライブでも観客の度肝を抜いた鉄壁の布陣。これだけ個性的なミュージシャンが集まると、我らが笛吹き番長でないと統率するのはたいへんなのです。(ちなみにタケシの担当楽器は笛じゃなくてオルガンです)
竹下さんとタケシが一緒になるとバカ話がなかなか終わらないし、岡田さんはスタジオまでの道を間違えて緊急連絡が来るし、庵原さんはマスク着用で風邪をおしての参加にもかかわらず、度々マスクをはずしてdNessaファミリーの尻を見ながら「黒人の尻はさすがですよね」とか余計なことを言うといった具合に、皆さん個性を出しまくり。

しかしさすが一流ミュージシャン達、ひとたび音がスタートすれば素晴らしい演奏を展開します。
Laughin’の曲をライブ用の音にするためタケシも的確な指示を出し、その場のスタッフ全員が「これはすごいライブになる!」という確信を得てリハーサルは終了。
「いやあ〜、素晴らしい!僕のやることは何も無い!」
いやいや、タケシ君。オルガン、ピアノの演奏はもちろん、オケトラック準備、ライブ中の指示出しにコーラスなど、アンタがいちばんやることありますよ!
例えばMC。
彼のMCは基本的には安心なのですが、彼が率いるバンドQYPTHONEの初期のライブで「こんばんは、志村けんです」とMCを始め、客席をドン引きにおとしいれた経験があるので油断は出来ません。
あと、放送禁止用語を連発する可能性もあるので、MC時の注意事項を彼に伝えておきました。
・放送禁止用語は使わない
・あなたは志村けんではない

翌11/15、スタジオリハーサルでライブの最終チェック。
昨日のリハで掴んだヒントや、オケの尺が足りないところなどを盛り込んで、更に凄味を増す。
「当日もよろしく!」と笑顔の竹下さんらミュージシャン達を送り出し、タケシはそのまま当日の会場セッティングやタイムテーブル等のミーティング。
DJ、ライブ出演者としてだけではなく、当日のイベント統率者としてイベント全体の細部に渡り目配せを怠らない。
細かい配慮が出来ないと番長は務まらないのです。
「ケーブルの本数は、任せるわ!」「スタッフパスね、任せた!」
番長たる者、あまり細かいことにこだわり過ぎてもいけません。
ライブからDJへの転換の方法、SHIMAのヘアショーの時間や音のタイミングなど、綿密に打合せ、当日まで分からない不確定要素もたくさんあることを再認識。

人生最大に多忙な3日間になることに気が遠くなりながら、次号「後編」へ!


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