鼻タレ時分の小さい頃から、ジャケットが黒人の横顔のCDを見つけると、試聴もせずにそのままジャケ買いしてしまうという悪いクセがありまして。近頃はインターネットで買い物が出来る便利な時代になったので、さらにジャケ買いが止まらなくて仕方ありません。しかも大抵ハズレが無いので、僕の中ではすでに「黒人の横顔ジャケCDは中身が良い」という強固な理論が確立されてます。僕もLaughin’ジャケで顔を黒く塗って横向こうかなと思いましたが、ラッツ&スターの新作と思われるのが関の山なのでやめました。
Kanye Westはまさにその法則を知ってやがりまして、自分名義のCDは訳の分からない被りモノを被っているくせに、いざ他のアーティストをプロデュースする時は「横顔でも撮っておけ」とスタッフに言っているに違いありません。
という訳で僕が好きな「黒人横顔ジャケの法則」シリーズ、1枚目はCommon『Be』。タイトルが「Be」だけあって、まさに原点回帰。前作では時代の要請もあって細か過ぎる打ち込みやギミックばかりだったけれど、今回はバッチリsoul & Hip Hop。特に1曲目「intro」は本当にヤバい。Laughin’作ってる時に一番よく聴いてたアルバムかも。