【ROCKETMAN】
もう7年ほど前になりますが、知り合いづてに「ふかわさんが中塚くんに相談があるらしい」と聞き、某レコード会社の会議室でお会いしたのがふかわさんとの初めての出会いでした。
当時制作中だったROCKETMANのアルバム『愛と海と音楽と』収録曲「悲しみのむこう(feat.平松愛理)」編曲の打合せだったのですが、会話の中で、僕の未発表曲のデモ音源などを入手してくださっていたり、ふかわさん自身の音楽活動のビジョンを語ってくださったりと、音楽に真摯に向き合う姿勢に大きな感銘とシンパシーを感じたことを、今でも鮮明に憶えています。
その後、毎夏にはふかわさん主催の「ROCKETMAN FES」にも参加させていただいていますが、このイベントの舞台裏でもふかわさんは、どんな細かい部分も手を抜かず一つ一つの演出にこだわり抜いています。「オーディエンスに少しでも多くの幸せを持って帰ってもらおう」という彼の姿に毎回心を打たれています。
彼の音楽はどれもカラフルで煌びやかなのですが、その華やかさの中に「自分自身でゼロから作り出す」という、身震いするほどストイックな芯の部分が内在されています。
7月リリースの新作は「ROCKETMAN」ではなく「ryo fukawa」名義。7年前にお会いした時の信念を今も貫いていて、ついに来るべき時が来た、という感慨をおぼえずにはいられません。
最高に華やかな彼のパフォーマンスをぜひ間近で体験してください。