最近「日本のオタク文化が世界を席巻している」とか言うニュースをよく見るようになりましたねぇ。「アキバ系」なんて言葉まで生まれて、日本のデザイナーが書いたそれっぽいイラストがヴィトンのバッグにまでプリントされたりして。TVの深夜番組とかつけっ放しにしてると、メイドの格好したお姉さんがずいぶん甲高い声で「モエ〜」とか叫んだりしていて、まるでジャイアンの歌みたい。あ、ジャイアンは「ボエ〜」か。
で、こういう過剰なブームが起きると決まって、なぜかみんな「オタク文化大賛成」みたいな空気になるのが日本人の可愛いところ。そんなこと大して気にしてなかったはずなのに「実はオレもオタクなところがあってさあ」なんて言い始めたりしてね。「何のオタク?」と訊くと「グルメオタク」って、そりゃ単なる食い過ぎだって。こりゃもう1億総オタク化現象ですね。
あと最近もう一つよく思うのが、ちょっとした体調不良も最近は何だかもっともらしい病名がついてるなあ、と。「ナントカ症候群」とか「ナントカ障害」とかね。ツッコミ入れたくなる病名も結構あったりして。この前知り合いが「海外旅行から帰ったら睡眠障害になっちゃってさあ」と言っていたので「安心しなよ。それは時差ボケだから」と教えてあげたら、なぜだかすごくムッとしてました。
僕も最近はガリガリ君の食べ過ぎで虫歯になってるから、「エナメル質障害のスウィーツオタク」です。